24薔薇友訪問記4、野田オープンガーデン・今村さんの庭


8年前から今村さんの庭を拝見していると、その変化の大きさが半端ではありません。

今村さんは専業主婦ですが、子育て、介護などあらゆることを実践しながら広大な庭を維持するどころか発展を続けています。広大な庭は雑草管理だけでも大変なのに、新しい品種や珍しい品種の草花にも造詣が深く、積極果敢に栽培を実践していきます。

更に中々主婦の方にはできない庭の改造をDIYで実践します。花壇の縁石やレンガでのアプローチづくりなど、庭が広いため資材は半端な量でなく、どうやって購入し庭に運んでいるか不思議です。
また母上のために庭の中の歩道に全てエレクターでバリヤフリーの手すりを設置しました。

そして極め付きは道路を挟んだ介護施設に広大な花壇を設置し、その裏庭に広大なガーデンをつくりました。今村さんの庭は一見広いため、ありきたりの草花を配した大味的な庭の印象をもってしまいますが、仔細に観察すると見たことに無い品種がたくさんあり、今村さんが緻密な草花にも相当興味を払っていることを感じます。
庭という具体的な場所から8年間今村さんの庭の変化を見てきましたが、今村さんのパワーには圧倒されてしまいます。

家の南面にカーポートがあります。庭へはここから入ります。

8年前最初に訪れた時、今村さんの広大な庭は平面的でしたが、その後構築物を多用しすっかり立体的になりました。

パイプは多分ヤザキのエレクターと想いますが、今村さんの設計のもとに縦横無尽に構築されています。

地面の通路と花壇の縁石は今村さんが全て石材を購入して来てDIYでつくりました。

庭のディテ-ルも珍しい宿根草があるため、興味深いのですが、広すぎて画像で表現するのが大変です。


玄関に至る完璧なバリアフリーのアプローチです。


道路を挟んだ対岸に介護施設が出来ました。道路端の花壇は行政がつくった花壇でなく今村さんの作品です。

この長く続く花壇は驚くなかれ本格的なボーダー花壇です。

介護施設の裏庭には広大な庭が完成しました。昨年はまだ取り掛かりでしたが、一年後ここまで完成されているとは驚きました。DIYでの回遊路づくりが独特の風合いを醸し出しています。

オープンガーデンの表示は介護施設側に設置されていました。

この広大なスペースでは草花だけでなく野菜畑もあります。

フェンスなど庭の周りにも植物が仕立てられ、決してスペースを埋めているだけの庭ではありません。