24薔薇友訪問記12,篠崎さんの庭
篠崎さんは昨年まで鴻巣オープンガーデン花の環の副会長でした。周りの地区のオープンガーデンは大体同時期に行われるため、オープンガーデンのメンバーになると他のオープンガーデンを見られる機会が減ります。
篠崎さんは今年はフリーになったので北本のオープンガーデンを回るつもりでいたところで、私が篠崎さんと同行して回ることにしたので、5月11日の土曜日にこの日は、まず篠崎さん宅に向かいました。
篠崎さんの庭は見るたびごとに、良くこのレイアウトを考えたなと想います。
入り口からは薔薇の壁を作って庭の全貌は見えず2カ所の通路を辿ると初めて中庭に到達します。中庭も周りに3カ所のアーチによるビューポイントが設けられ、それぞれのビューポイントは一瞥では把握不能で入り込んで仔細に見ないと、良く判らない複雑さを秘めています。
まさにそこはある意味理想の秘密の花園で、複雑故に余計その気分を盛り上げています。
この花壇は未だ庭ではありません。篠崎さんの庭に入る手前に庭の前哨戦の役目を果たしています。
花壇の横に菜園があります。
この菜園を見渡しても雑草一つ生えていないきちんと管理された完璧な菜園です。普通の人は手前の花壇とこの菜園だけで、ガーデニングは完了しても大満足でしょうが、篠崎さんの庭はこれからが本番です。
カーポートと門を兼ねた入り口から庭に入ります。
前方には薔薇の壁が立ちはだかっています。
歩を玄関側に進めると薔薇の壁の全貌が見えてきます。
典型的なシュラブローズのボーダー花壇で実に見事な構成です。
右に眼を転じるとDIYで作った素敵なウッディフェンスをバックにした薔薇コーナーがあります。
眼を元に戻しカーポートの奥からうっそうと生茂った薔薇アーチを通って中庭に入ります。
篠崎さんの庭の薔薇は私が?と想う薔薇はまず見かけません。篠崎さんの薔薇を選ぶフィルターは、相当粒子が細かく甘い侵入を許さないのでしょう。
中庭に入りました。
3方にビューポイントが設定されています。
ビューポイントの1つがこのアーチです。
右レイニー・ブルー、上ピンク・サマースノー、左プロスペリティを仕立てています。裾が上がっていない姿がとても見事です。
第2のビューポイントです。この薔薇の奥行きは見事です。ギスレイン・フェリゴンドウやドクターヒュームなどが見えます。
第3のビューポイントです。ここがメインポイントでしょう。
玉カズラ、オルブライトン・ランブラーとロジャー・ランベリン、イエスタディのコラボです。
ここでの憩いは至福の時になるでしょう。
中庭を玄関側に振り返ります。際まで手入れの行き届いた芝庭、雑草が見えない花壇、完璧に摘まれた薔薇の花柄、オープンガーデンを止めたのに、いつオープンしてもおかしくはありません。
中庭を最初に辿ったアーチ側を振り返ります。こちらから見ても完璧なシュラブローズのボーダーが形成されています。