24薔薇友訪問記18、北本オープンガーデン・プリムローズ&ボヮデグランさんの庭
北本の駅近くにあるプリムローズ&ボアデグランさんは、生活雑貨とファッションのお店です。普段は道路を挟んだ広い駐車場の壁面に展開している薔薇や草花たちを、オープンガーデン期間中は駐車場全面に広げます。
プリムローズさんが薔薇や花に拘るのは、お店の外観をみれば一目瞭然です。お店の前面には可愛らしい小さなお店の空間が張り出していますが、ここはお嬢さんが数年前まで花屋さんを行っていましたが、遠い地にお嫁に行ってしまったのでやむなく花屋さんは閉店し、小さなカフェに変わっています。
しかしお嬢さんは年に数回、お店に戻って花のアレンジメントの教室を開催しています。以前お伺いした時、ちょうど教室が終わったばかりで2階のサロンから、教室に参加された大勢の御婦人方がニコニコしながら大型のアレンジを抱えて降りてきました。3年前の21年の時の画像がハードディスクにありました。
素敵な外観です。誰もが自宅の庭の外観をこのように緑にしたいと願いますが、中々できません。
つたを住居の玄関の前にも這わしている珍しい光景です。
お店の入り口です。いつも眺めているのですが、中々このような雰囲気はつくれません。
シティ・オブ・ヨークですか?。この薔薇は葉色と葉脈、そして花とのバランスが抜群な好きな薔薇です。
初めて訪れてこの薔薇庭を見た時、遠に廃番になったイングリッシュローズの大事な薔薇をきちんと押さえていることが判り、昨日今日薔薇を集めたわけではないことが判りました。
オープンガーデン期間中は駐車場全面に薔薇を広げて展開します。
薔薇はお店にある薔薇の雑貨と同じイメージの品種ばかりです。
これなど店内のイメージそのものです。
店内はどこにカメラをむけても絵になります。
近年ファッションも多くなりました。
昔、40年ほど前、私がまだガーデニングに興味を抱いていない頃、カナダの東海岸の小さな港町ヴィクトリアを訪れたことがあります。ヴィクトリアはカナダの英国系の人たちが最も英国を感じる土地として人気がありました。車で郊外の住宅を眺めていたら、庭のたたずまいと家屋のデザインは、いかにも私がイメージしていた英国そのものでした。
港を囲むヴィクトリアの小さな通りに、私が初めて出会う店があり入ってみると、一時代前の英国のカントリーの暮らしが体現できる映画の中にあるような様々なグツズであふれていました。初老のご婦人の店主は、訪れたご婦人に映画にでてくるような可愛らしいエプロンドレスを勧めていました。そのお店の商品は、ヴィクトリアの郊外にあの住宅の住む人々の日常の風景そのものであると想いました。
プリムローズさんのお店を訪れる度に40年前のあの店を思い出します。
江戸時代以来の花卉園芸の伝統とは別に、ガーデニングは私たちの日常のライフスタイルの大きなジャンルの一つになって来たのでしょうか?
オープンガーデンは、個人のライフスタイルを公開し、地域に花を広めていく地道な作業なのでしょう。