見沼田んぼ全周約34㎞(内約20㎞桜回廊)全コース散策その2、さいたま市立病院からJR東浦和駅(約8㎞)
3月31日(月)天候曇り 歩数計18,881歩
2日目、このコースの中間の氷川女体神社は、初詣や桜の季節では無い時期でも歩いていて馴染みのある回廊です。
出発地のさいたま市立病院裏から、氷川女体神社、そして東浦和駅手前の浦和明の星女学院まで、桜並木は切れ目なく繋がっており、見沼桜回廊の屈指のコースです。
都市交通のアクセスもJR武蔵野線東浦和駅から約10分で桜回廊に入れ、またJR北浦和駅からサイタマ市立病院へはバスは電車並みに頻繁に走行しているため、徒歩でも楽しむことが出来ます。
さいたま市立病院からJR武蔵野線東浦和駅まで約8㎞ですが、歩行に慣れていないと8㎞はかなり長く感じますが、その半分の東浦和駅から氷川女体神社まで約4kmのコースでも首都圏屈指の桜並木を味わうことができ、帰途は少し歩けば東浦和駅行きのバスが頻繁に出ているため、出発駅に戻ることが出来ます。
私が今まで見沼桜回廊を散策した中で、枝を大きく張った見事な桜が連続する回廊があり、その長い回廊を特に距離でフォーカルポイントとして表記しました。

出発地、埼玉市立病院裏の桜回廊、トイレがあります。
ここから馬場東公園の先まで約1,7㎞の間、見事なフォーカルポイントの長い桜回廊が続きます。

3月31日までライトアップされていました。桜回廊でもこの辺りが開花は早く既に満開です。
最初の休憩ベンチ

月曜日で曇天で寒いため花見の姿は見えません。

満開です。
この地点は、見沼桜回廊で部分的にフォーカルポイントに挙げられるほど見事です。

高台にある馬場東公園から桜が垂れ下がってきています。

対岸の白いオオシマザクラでしょうか、見事です。
私が毎年注目している地点です。

桜回廊でも私の大好きな所です。
約1.7㎞のフォーカルポイントの桜回廊が終わります。

この手前約200mは、桜が無く土手と車道が併用した車道が続くため興ざめになる箇所です。
見沼大橋のメタセコイアの並木を横断、

植木農家の人の遊び

紅白の木瓜をからましてオベリスク仕立ての傑作です。
ここから約300mの湾曲したフォーカルポイントの桜回廊が始まります。

今年は桜の開花が遅れ、菜の花も遅く、迫力不足です。
氷川女体神社の鎮守の森

丘の上の氷川女体神社は巨木が林立しているためまさに小山です。
見沼氷川公園のハーブ園

春の本番に向けてボランティアの人たちが整備しています。広いため雑草管理が大変です。
氷川女体神社

月曜日で曇天で寒く参拝客は少ないです。

大宮の氷川神社は武蔵国一宮として関東における三島大社、安房神社、香取神宮、鹿島神宮とともに明治新政府から官幣大社として幣を受けていますが、氷川神社は大宮氷川神社、中山神社、そしてこの氷川女体神社3社合わせて武蔵国一宮氷川神社とされていたそうです。
この氷川女体神社の扁額に武蔵一宮が掲げられており、鎌倉幕府執権の北条氏から三島大社と共に三つ鱗紋の太刀が奉納されており、中世には既に伝説的な出雲の神として崇められていたように思います。
多分、6000年前の縄文海進期にはこの階段の下まで(当時は無い)まで奥東京湾と呼ばれる海で、その当時から熊野や伊豆から北上した海人族によって太陽神が祀られたのだろうと想像します。
30年前から見沼田んぼにかかる橋の上から初詣を見ていましたが、近年ではその見事さが口コミで広がり、この先の見沼大橋有料道路では初日の見物の人が群がります。多分見沼田んぼが海だった時代を彷彿させてくれる初日だからでしょうか。
氷川女体神社拝殿

この簡素な雰囲気が好きです。
本殿

拝殿、本殿は建て替えられていますが、階段や基礎の石を見るといかにも古そうに思います。
氷川女体神社のご神木(タブノキ)

タブノキはクスノキ科の常緑照葉樹で暖地の海沿いに生育します。塩害や寒さに強く信頼性の高い樹木です。
女体神社の境内には楠木やタブノキが多く、古代は舟の材料として使われてきました。
またタブの樹皮は線香の材料として使われ、霊的な樹木として古代から親しまれてきました。
見沼氷川公園、トイレがあります。見沼氷川公園は全体がフォーカルポイントです。

見沼氷川公園はいつも家族連れでにぎわっています。
小学校唱歌・山田のかかし像

旧制七高教授で氷川女体神社宮司の息子武笠三は文部省に出仕し唱歌山田のかかしを作詞しました。
小学生時代、学校で良く歌い、どこか遠くの田舎の歌だっと想っていたら、浦和の郊外の三室村の風景とは知りませんでした。
氷川女体神社から東浦和駅
女体神社で半分で、神社を参拝したりハーブ園を見たり見沼氷川公園を散策したりすると結構時間を要します。
この見沼田んぼの西側500mには、東浦和と市立病院を繋ぐ1直線の道が通り、頻繁に路線バスが走っているため、出発地に戻ったり、或いは東浦和駅から氷川女体神社で駅に戻ろうとしても容易に戻れます。

新見沼大橋有料道路を潜って、ここから約3㎞の間フォーカルポイントとなる長い桜回廊が続きます。

対岸からピンクの枝垂れ桜がせり出しており、記念写真を撮る人が多い場所です。

まだ桜は満開で無いので迫力はありませんが、最盛期は見事で多くの人たちが記念写真を撮っています。

この辺りの桜も腕を大きく広げ見事な景観を作っています。
大牧特別緑地保全地区 回廊がカーブする箇所は見ごたえがあります。

桜回廊には回廊がカーブする地点が何カ所かあり、見事なフォーカルポイントをつくります。
越谷街道を越える

桜回廊は桜の木の美しさだけでなく見沼田んぼの花木や菜の花畑の美しさも遠望できます。自然な緑地の美しさでなく、人の営みが感じられる美しい緑地であることが見沼田んぼの最高の魅力です。
大牧小学校横、この辺りから左右に桜が張り出して見事なフォーカルポイントになります。

この辺りは実に見事な景観です。

浦和明の星女子高・中学、ここで3㎞続いた回廊のフォーカルポイントは終わりです。

白い桜オオシマサクラ?

だんだん東浦和駅に近づいてきました。
武蔵野線ガードを潜る

終点まであと少しです。
東浦和大間木公園と見沼通船堀公園

今回は辿りませんが、前方の小山が八T堤の一角で、見沼代用水の東と西の運河が通線堀によって合わさります。西東の運河の水位が3mも違うため、開閉式の運河をつくり東西運河を繋ぎました。
東浦和駅直前、この回廊も部分的には見事です。

ここ桜並木も中々です。
見沼通線堀公園入口

終点の見沼通線掘公園です。簡易トイレがありますが女性には厳しいかもしれません。
JR武蔵野線東浦和駅

JR武蔵野線東浦和駅です。ここからJR浦和駅や蕨駅まで頻繁に路線バスが出ています。