25薔薇友訪問記9、野田オープンガーデン今村さんの庭

世にいうスーパー主婦とかカリスマ主婦という言葉があります。スーパー主婦は家事に長じた主婦で、これに加えてカリスマ主婦は仕事にも長けた主婦を言います。
オープンガーデンを実行している主婦の方は、みなさん押しなべてスーパー主婦の印象があります。

毎年今村さんの庭を拝見していると、広大な庭を舞台にDIYを駆使して石材のアプローチを作ったり、2022年には私が初めて見るバリヤフリーの庭に改造した事、そして22年から隣の老人福祉施設の周りを花の庭に作り替えています。それぞれが大規模なDIY作業が絡み、しかも日々の手入れが半端な作業では無く、そんな庭の様子を伺うと今村さんはスーパー主婦の印象が強いです。

庭の敷地に息子さんが家を建てたので以前に比べると半分の広さになりましたが、新たに隣の老人福祉施設の庭が加わりました。

時期が早いため薔薇は未だ咲いていません。

お母様のために22年にDIYで庭の通路を整備した際、手すりを設け完全なバリヤフリー化を行いました。庭のバリヤフリーは私も未だみたことはありません。

広い庭なのにさまざまな草花が所狭しと植えられ緻密な庭の印象を与えてくれます。

2015年に初めてプレオープンガーデンに訪問しましたが、草花の内容は新しい草花や珍しい草花など驚くほど深化していて今村さんの植物に対する研究熱心さが感じられます。

以前はこの広い庭の全景を撮影していましたが、今では全景というよりディテールの方が気になります。

バックヤードのほんの一部です。この広い庭を維持して行く草花を育苗したり再生したりする生産基地です。ここの規模がすごく、ここからあの広い前線に草花を補給しているのです。

玄関へのスロープを設けた完全なバリヤフリーのアプローチで、庭のバリヤフリーのモデルになるようです。

ボランティアで作ってる隣の老人保養施設の庭

2022年のオープンガーデン時

サークルづくりのDIYの規模も半端ではありません。

今回2025年の画像

植物がすっかり覆って来ました。

SONY DSC

造園屋さんが作った庭より自然風な花壇になっています。

2022年

2025年

宿根草と一年草の割合があまり手をかけないように工夫して構成された生きた花壇です。行政や造園屋さんの花壇ではこのような自然風花壇は作れません。

庭を美しく保つための苦闘の痕跡です。

2015年、初めてオープンガーデンに参加された時

現在の庭への深化のスピードがものすごく早いです。