薔薇のエッセイ・冬の剪定
昨年12月から始めた薔薇の冬剪定の作業は2月上旬に終わりました。この間毎日行っていたわけでなく12月は旅行が2回あり、或いは日々様々な予定あり庭作業はその合間に行います。以前のように庭作業は丸1日行うわけでなく、必ず午前中で切り上げることにしています。そうすると疲労はたまらず、少しずつ作業を勧められるからです。
冬剪定と言っても、作業の最初は庭の雑草取りがかなり時間を要します。花壇の雑草や鉢植えの雑草はとっても直ぐ生えてくるため手間がかかります。鉢植えの雑草取りは特に厄介で、時間を要します。雑草を取らないと剪定後に行う寒肥作業に邪魔が入ります。
パーゴラやアーチ、ガゼボに誘引したランブラーやクライマーの剪定誘引は脚立作業のため、特に時間を要します。今まで2、4mの園芸脚立を使用していましたが、今秋には新たに取り回しの効く1,5mの園芸脚立を購入し能率を挙げようと試みました。
ランブラーやクライマーの冬剪定作業は前庭のパーゴラに1日、アーチと壁面上部に1日、主庭のアーチに2日、ガゼボに2日、ヒマラヤンムスクとアルベルティ-ンやその他の長尺薔薇に3日、計9日かかりました。特にパーゴラの剪定は丸1日を要しました。
結局冬剪定は、雑草取りで5日、パーゴラ、アーチなどの長尺薔薇で9日、その他の鉢植え薔薇で6日、合計20日を要しました。2か月間で20日ですから、かなりのウエイトです。
薔薇枝の誘引結束の新兵器
永年薔薇枝の誘引・結束にはビニ帯の長尺とカット済を使用していましたが、翌年の誘引結束には切った残骸が薔薇枝や地面に残ったりして煩わしかったため、今年からビニールコーテングされた柔らかな針金とクリップ大小を使い始めました。結果はスピーディな作業ができることと、使い捨てでないため経済的ですが、かなりの量を使うため事前に大量に用意する必要があります。昨年シーズン中から使い始めたため、直ぐ無くなってしまうため何回も100円ショップに行き補充しましたが、今冬は量も確保したので心置きなく使用できました。

誘引、結束の能率もかなり上がったように感じます。ただクリップは経年変化や破損もあるので永久とは言えません。

庭中あちこちにフックをかけているので、必要な場所にカゴ事移動できるので便利です。特に脚立作業の場合もぶら下げてから作業を行うため脚立の乗り降りは減少します。

ワイヤーは緑以外を欲しましたが、100円ショップによってはカラーを選べないため、仕方なく緑色でも購入します。クリップは本来黒色が欲しいのですが、このカラー以外商品がないので選べません。ワイヤーは太く分厚い皮手袋でも片手で結束できるため、とても能率が上がります。

パーゴラに誘引する場合は来年の冬まで結束を固定するため、ワイヤーでしっかりと結束します。三脚脚立に乗っての作業ですが、片手で結束可能なため作業が安全になります。

もう39年近くなったイングリッシュローズのエイブラハム・ダービーです。

冬の庭はとても不細工ですが、アジサイもアガパンサスも薔薇たちも、それぞれシーズンになると役割を果たしてくれるため、とてもかわいいです。また不細工な地面が4月になるとどう変わるか、いずれ楽しみです。

アーチやガゼボーの剪定は、枝が複雑に絡み合っているため、枝を良く見極めないと間違って主枝を切ってしまうことがあります。今回もありましたが、生育旺盛なので心配はありません。

薔薇園と違って真冬の丸裸の薔薇は人に見られることはないので気が楽です。結束バンドやクリップは裸の薔薇では目立ちますが、葉が茂れば直ぐ隠れてしまうため、見てくれに気を使う必要はありません。
薔薇園で長いフェンスに仕立てたランブラーなどの芸術的な誘引と結束を見ることがあります。冬は丸裸なので裸の枝が目立つため、横枝の間隔を開けずに誘引した方が美しく見えるため、15㎝位の間隔で枝が羽を広げたように芸術的な誘引している光景を見かけます。ランブラーローズのこのような光景を見ると、誘引は冬の誘引の美しさを見せるのではなく、ハイシーズンにどのように枝が茂るのか想定することが大事だと想います。長いフェンスでの横枝は風通しが良いため30㎝程度の間隔を開けないとシーズンは葉が密集しすぎるからです。反面アーチやガゼボ、オベリスクでは枝のしなやかな薔薇は枝間隔は密にした方が良く、要は仕立てに合わせて薔薇を誘引することで、ルールはありません。
個人の庭ではゆったりと横枝を誘引するスペースがないため、枝は仕立てる環境に合わせるため美しい誘引とは程遠い景観となります。

物置の屋根にそったヒマラヤンムスクの枝は、まとめて2~3本緩く束ねて結束します。こんな邪道なやり方でもシーズンは物置の屋根を覆うぐらい茂りますが、あまり茂り過ぎると管理が大変なため、ほどほどの量になるように剪定します。

フェンスに仕立てたヒマラヤン・ムスクです。ランブラーローズの剪定は教科書では1年に1回ですが、私は4、5回剪定します。1回目は春になると枝が伸びてきますが、最初に花芽のつかない枝を切ります。次に花後花を咲かせた枝は大幅に剪定します。夏に向けて旺盛に枝が伸びると、必要以上に茂った枝や伸びた枝は切り落とします。夏が終わり残暑の季節にまた剪定します。そうして冬の剪定で大幅に整えますが、これで5回剪定したことになります。
枝の結束は図のように結束と言えないような枝のたれ止めのような結束です。何故かというとヒマラヤンムスクの伸び方が流動的なため、固い結束は邪魔になるからです。自分だけは伸びようと、もうこんなに芽を吹き出しています。
2月中旬の雪

2月中旬久しぶりに雪が積もりました。

翌朝出かけるため道路の凍結が心配でしたが、午後になると道路の雪は見事に溶けました。

雪を被った宿根草の鉢の数々です。

薔薇鉢もすっかり雪に覆われました。

ビオラやガーデンシクラメン、ラナンキュラス、スーパーアリッサムなど冬の花もこの通りです。

主庭もすっかり雪に埋もれてしまいました。

雪山のゴアの上下のウエアや手袋などすっかり学生に寄付してしまったので、本格的な除雪ウエアはなく大雪には対応できません。午後には花壇を除いてすっかり溶けてしまいました。これで土壌は水分を吸ったので活き活きしたでしょう。

