薔薇とガーデニングエッセイ・春の訪れ、園芸挟み研ぎ
3月5日の啓蟄を迎え、5日、6日夜とまとまった雨が降った7日の朝、何となく今までの光と異なって、本格的に春が訪れたように想います。
もう薔薇の冬作業は終わり、冬に傷んだ花を花壇に移し取り合えず春の花を植えたので、前からやろうと想っていた園芸挟みなどの研ぎを始めました。
園芸挟みの研ぎ作業は、作業場や納屋でもあれば常時設置でき思い立った時すぐできますが、狭い庭だと水を使用する研ぎの道具のセットが面倒なためつい後回しになっています。
冬の花の植え替え

寄せ植えはどうしても冬の寒さで痛むため、傷んだ植物は花壇に植え替え新しく補充します。ガーデンシクラメンも古い葉を取り除き、隠れた蕾や新しい葉が伸びる様にしました。

近年では新しい花とか珍しい品種に興味が失せました。最小限どこにでもある花を植えています。

ラナンキュラスは半月遅く購入すれば生きが良かったのですが、寒さで葉がちじこまりようやく出てきました。特に今年のビオラは真冬でも痛まず旺盛でした。画像の切株はユーカリです。大きくなりすぎて寿命が尽きたので思い切って切りました。

薔薇の芽吹きが始まりました。こちらは全て早い方の薔薇です。

小花の小ランブラーは一斉に芽吹き始めました。

この早春の風景が大好きです。まだ雑草に侵されいないかも知れません。グランドカバーは色々試しましたが最終的には雑草取りの時一緒に抜いてしまいます。ヒューケラはシーズン中は旺盛ですが、寒い時期、雑草と一緒に根が取れてしまいます。スズランも雑草と一緒に取ってしまうので家内は怒っています。要は私が細かな作業が好きでないせいもあります。

シラーがあちこち芽が出てきました。土壌の中がうごめいているようです。
園芸挟みの研ぎ作業
研ぎ作業はこのように道具を広げないとできないので、つい後回しになってしまいます。

作業場があれば良いのですが、道具を広げて行う研ぎは面倒です。でも春の日差しが作業を誘います。こんな日は庭にいないともったいないです。
電動研ぎ機
荒砥と仕上げが両方可能なので、刈込ばさみや高枝切ばさみ、分解できない挟みに使用します。

歯のガイドやよごれ防止のスポンジなど、ほとんど装着せずに行っています。水が直ぐ無くなってしまうのでペットボトルに水を入れて補給しながら行います。研ぎ湖が周りにたまり。絶えず研ぎ汁が流れ出すため、面倒感が高まってきます。

しばらく行っていなかった刈込挟みの研ぎがやりたかったのです。近年この中で常時使用しているのは左から2番、3番と股の下の短い刈込ばさみだけです。通常の刈込ばさみは重いため、近年では脚立に乗って通常の園芸挟みの使用の方が多くなりました。
特に左から2番目の刈込ばさみは家庭菜園の用水の道路際で、雑草取りに使用します。地面が固く雑草堀りは不可能になったため、シーズン中は雑草を刈り込んで巨大化しないようにする不毛な作業に使用しています。公道のため本来は市の作業と想います。
真ん中の太枝切は便利で、これが無かったら全て鋸で切断しなくてはなりません。

ついでに草刈り鎌も研ぎます。立ち鎌はステンレスで手鎌は鍛造です。真ん中のねじり鎌は佐久の道の駅で購入した鍛造もので研ぎに耐えられる製品で一番愛用しています。

古い剪定ばさみで、下の黒い挟みは家内が家庭菜園で使用しています。安物と想ったら研いでみたらバッチリでした。以前私はプレス板に歯だけ付けた特価品の安物を使い捨てで使用していましたが、本格的に薔薇をやるようになると、はさみの使用頻度が比べ物にならなくなり本格的な鍛造ものの挟みを使用するようになりました。
前庭で主に家内が使用している上のピンクの挟みは意外に長持ちで、昔日暮里の生地屋さんの店頭で購入したそうです。
仕上げ砥石を使う刃物
大昔、桂の木から削り出すカービングを行っていた時に、小刀をいつも砥石で研いで行っていましたが、小刀の材質が悪いのか、人工砥石の質が良くないのか、うまく研げないのでいつも悩んでいました。
薔薇栽培を始めてから本格的な剪定ばさみを購入し、それに伴い徐々に研ぎを始めました。
新たに購入した人工砥石の砥石は価格が安価だったせいかうまく研げませんでした。
といことで、美濃に旅行した時に関の刃物センターに寄り、砥石を尋ねて勧められた砥石が左で、人工砥石ですが荒砥と仕上砥の2枚合わせです。この仕上げ砥は抜群です。右は大宮公園の陶器市にあった天然砥石です。これは小型ですが分解できない剪定ばさみに有効です。

薔薇に使用している剪定挟み

左2つはスイスのフェルコです。3番目は西武球場でバラとガーデニングショーが開催されていた時、出店していた関の刃物屋で購入したもので、以前はフェルコばかり使用していましたが、近年ではこれを一番使用しています。高価でしたが記念に購入しようと想いましたが、上手く研げそうにもないので、主力の挟みにしていませんでした。しかしこの挟みを使用していると、やはり我が国は鍛造の刃物の国だなという想いに駆られます。右の岡恒の挟みは定番の刈込挟みともに使用していますが、植木屋さんが実用で使うのにはとても能力があり、薔薇だけでなく園芸全般に渡って使い勝手が良く感じる挟みです。
フェルコは分解して研ぎますが、他は分解できないので電動研ぎ機で荒削りを行い、仕上げは砥石を使用します。
刃物シャープナー

薔薇の剪定は、その都度研ぐのは面倒なので、シャープナーで刃物をさっと磨き使用します。とても便利で腰袋の中に挿入していて、その都度取り出してさっと磨きます。
安来鋼の包丁と小刀

1昨年山陰の旅を行い待望の安来に行き、安来博物館見学後売店で安来鋼(元日立金属)を使用した包丁と切り出し小刀を購入しました。安来鋼は昔から青紙、黄紙の分類で高品質な工具鋼には定評がありますが、近年では銀紙、白紙などの分類で包丁や挟み、小刀ナイフなど製品があります。
名刀を産んだたたら製鉄の伝統を受けて、世界一の炭素鋼材の我が国でも最高級の安来鋼の刃物に憧れがありました。
