23年薔薇友訪問記1、山崎さんの庭
今シーズンは薔薇の蕾や開花が早く、もしかしたらGWに入る前に咲いてしまう恐れもありましたが、4月下旬の気温低下や雨天が続き、木香バラなど早咲きの品種以外は、結果的には、少し早まった程度であまり例年と変わりませんでした。GW直前、我が家の薔薇の状況を見ながら、訪問宅の開花を予想しつつ訪問のスケジュールを練ります。前年の手帳には記録しているので、もちろん参考にします。
山崎さんは,薔薇とガーデニングを始めて5年目になりました。5年前当時、山崎さんは自宅でピアノ教室を長い間続けて来ましたが、お嬢さんをが後を継いだため、薔薇や花を趣味にしようと、私が定年後仕事をしてたガーデンセンターの造園部門に薔薇の植栽工事を依頼しました。そしてその後の薔薇の管理を学ぶために、毎月定期的に私が主催していた薔薇教室に毎回参加されていたお客様でした。
庭の東側にばらが仕立てられるように、フェンスを作り、長く伸びるイングリッシュローズを中心として植栽工事を行いましたが、その他の場所は山崎さんがゼロから用土・肥料を使って自ら植栽を行いました。品種の選択は、薔薇庭づくりの教室で説明した資料を参考に、御自身で薔薇を選択を行いました。
一方、季節の草花にも最初から高度な寄せ植えに熱心に取り組み、今やハンギングバスケットの資格も手に入れました。
一年に一度この時期の訪問ですが、庭を見させて頂きながら、一年前のの様子と今年の様子が容易に比較できます。薔薇は大苗を植えて自分がイメージする大きさになるまで3年を要します。
山崎さんの庭は5年目の庭ですから、ますます充実してきています。
当初は左側の母屋のデッキ前は植物がなく、右側が和風の植栽がありました。
愛犬のゴールデンは室内にいますが、広い芝庭は愛犬の運動場です。
右側の和風の植栽の前に、アーチを林立しています。山崎さんの庭の特徴はアーチをアプローチのアクセントではなく、平面的な庭の空間の演出に多用しています。
この一連のアーチにはサマースノー、ラプソデイン・イン・ブルー、ニュードン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、シェラザードなどがあります。
その隣のアーチやオベリスクには群舞、クレバス・キュール、セリーヌ・フォレスティア、ルーズ・オジェが植えられています。私にとって懐かしい薔薇たちです。
薔薇は曇りの日の方が良く撮れ、晴れの日はお日様が登る前に訪問しますが、晴れの日は9時過ぎになると、光を反射して良く撮れません。
ここにはイングリッシュローズを中心にさまざまな薔薇が詰まっており圧巻です。
テス・オブ・ザ・ダーバービルズ、ボスコベル、ジ・エイシエント・マリナー、ラベンダー・ピノキオ、レディ・エマ・ハミルトン、サマーソング、マチルダ、サハラ、ローゼンドルフ・シュパリース・ホップ、ピエール、グレハム・トーマス、ウインダーミアなどなど、他もあり書ききれません。
アーチの下の草花です。
東側のフェンスとパーゴラです。パーゴラの下は山崎さんのくつろぎの場所となっており、その横には物置があり肥料、用土、薬品など資材置き場になっています。
近年、ハンギングバスケットの資格を得ました。花の構成が本格的です。ガーデニング5年目とは見えません。
西側の壁面にもかなりの本数が仕立てられています。
西側の和風の植栽の前も薔薇で溢れています。ジャスミーナ、ポール・セザンヌ、ボン・ニュイ、アンナプルナ、レイニー・ブルー、バターシコッチ、ヒマラヤン・ムスクなど多彩です。