24薔薇友訪問記7,野田ガーデニングクラブ田口さんの庭
田口さんは昨年まで野田ガーデニングクラブの事務局長を担当していました。
田口さんの庭は自然の雰囲気を大切にした庭で、派手ではありませんが、薔薇もシュラブローズを前提にし、自然風な下草も重視しています。
シュラブローズはきっちりと仕立てて放任させないことが、仕立ての条件ですが少し目を離すと直ぐにのさばってきますが、それは気ままなシュラブローズの良い所です。シュラブ系のツルバラはランブラーローズと呼ばれていますが、ランブラーとは気ままに、当てもなくという意味も含んでおり、直訳すると気ままにの伸びる薔薇という意味になります。
元来原種系植物は、自由に伸びる性質があり、眠り姫の伝説では、ノイバラが100年でお城を覆うぐらい伸びるという言い伝えから来ているようです。
サマスノーがフェンスを覆っています。
アンクルウーターが薔薇の茂みに中に1輪咲いています。
コーネリアと隣り合わせにギス・レイン・フェリゴンドウが茂っています。フェリゴンドウは良い薔薇なのに名前に親しみ易さが無く不人気の薔薇でした。私も名前故に手を出さなかった記憶があります。
アカンサスモリスです。アカンサスの葉の文様は古代ギリシャ、ローマ時代から建築物か装飾する文様として使われてきました。美術は教会や公共物だけのものでなく、家庭での暮らしの中に美術をいれるべきとアーツ・クラフト運動を始めた英国のウイリアム・モリスは、自ら壁紙工場を設立し、伝統的な文様アカンサスモリスを広めました。
モリスを記念してアカンサスにモリスの名が付けられました。
丁字草です。
シラーの仲間は多くこれはシラーペルビアーナです。