春の花木は次々と

連日5月のような天気が続いています。例年に比べて1週間ほど花の開花が早まっています。
庭の薔薇も連日芽吹きを開始し、とうとう全ての薔薇が芽吹きました。春は薔薇とガーデニングも、家庭菜園も或いは自然散策も俄然忙しくなります。
今や日課となった早朝ウォーキングとストレッチを済ませ、連日朝9時ごろから午前中は庭のガーデニングを行います。
鉢植えの薔薇の庭への定植は大体終わりましたが、春の開花の前の芽出し肥料や、鉢の移動、デッキのペイント、補修、雑草取り、鉢の整理、などなどガーデニングはこれで終わりということはありません。そして家庭菜園も加わったのです。
午後は昼寝とPCに向かってのブログづくり、そして夜はTVでのWBCの観戦です。

そんな毎日ですが、春の早朝のウォーキングは景色が変化するため、一年中で一番楽しいのです。3月16日の朝です。

3月中旬になると日の出が早くなり、毎朝行きかう人たちも少しずつ出発時間を早めているようです。

今朝は地面に薄い霧がかかっていました。桜の枝先も真冬に比べると蕾が膨らんできたのでふっくらとしてきました。

見沼用水の縁にはハナダイコンが咲いてきました。このハナダイコンは桜の季節に咲きますが、今年は開花が早いようです。

見沼の土手の桜も北風をまともに受ける場所は遅く、受けない場所は開花が早いのです。一番早い桜が開花し始めました。

別なさくらはもっと花を付けていました。

地面を這うような霧の中、こぶしの3兄弟が待っていました。

そうだ、今が満開の時なのでしょう。明日からは衰えてしまうのです。通り過ぎてはいけません。

ルーチンコースを外れて、しばし3兄弟との会話を楽しむことにしました。

やはり今日が満開でした。よく考えて見たら見沼田んぼの中で私が散策するエリアには、こぶしはこの1本だけです。他は白木蓮ばかりです。

こぶしの個々の花は決して見ごたえはありません。こぶしの美しさは樹全体に花が咲く姿なのです。

こぶしの開花期間は短くまだ蕾があるのに、先に咲いた花の花弁は変色してしまうのです。満開の概念が桜と異なります。

開花期間が短く花弁が直ぐ変色するのはこぶしに限りませんが、私たちに完璧な観賞用の樹として満足させない性質が魅力であり、いわゆる野趣に富むという事なのでしょうか。
私がこぶしに惹かれるのは薔薇の中でも、性質がオールドローズに似ているからです。元々オールドローズは鑑賞用として作られておらず、自然の匂いが濃厚に感じるからです。

白木蓮です。こぶしの花に比べると完成度がはるかに高いです。しかし私はこぶしの方が好きです。

名残惜しくて振り返って撮影しました。この姿は来年まで見られません。

借りている家庭菜園の端に、杏子の木があります。昔誰かが植えたのでしょう。

昨日家内が切って来て家の花瓶に活けました。あんずの花はパラパラと直ぐ落下してしまいますが、その後は落ち着きます。