23年薔薇友訪問記21、伊奈、カフェザガーデンさんの庭
北本オープンガーデンの帰りにカフェザガーデンさんに寄りました。
いつもガーデンにおられるご夫妻の内、あいにくご主人は出かけてお留守で、奥様がいらっしゃいました。
広いローズガーデンを見ると、手入れの事を考えてしまう悪い癖があります。ガーデニングが趣味の人たちは判りますが、美しいガーデンはそれを維持するのに、どれほど見えない部分で時間と労力をかけているか、庭を見ると真っ先にそちらを考えてしまう癖が身についてしまいました。ですからガーデンの片隅においてあるゴミ袋やほうき、熊手には直ぐに眼が行ってしまうのです。
カフェザガーデンさんは伊奈町にある人気のカフェで、おいしいパンと創作メニューが売りのカフェです。カフェに隣接するガーデンは名ばかりのガーデンが多い中、薔薇を中心とした本格的なガーデンで、ガーデンの構築物は御主人と奥様のDIYでの合作で、ガーデン全体が自然志向の手づくりの雰囲気に満ち満ちている素敵な空間です。
ガーデンはランチを頂いたお客様だけ庭を見学できる仕組みですが、ガーデンではご夫妻がさまざまな質問に答えてくれるのです。
雰囲気溢れるカフェの入り口です。
カフェからガーデンに出ると、目線は直ぐ庭の植物の方に行ってしまいますが、少し横をみると素晴らしいアンチックな三輪車が眼に入りました。
カフェの出口は寛ぎスペースになっています。
カフェは左側のグレーの建物です。もうガーデンのアプローチは始まっています。
美しい小道がガーデンの中に誘ってくれます。
このヒマラヤン・ムスクの下に小さな小屋があります。ご夫妻は昔、私がガーデンセンターで行っていた薔薇教室に2回ほど参加されたことがあるとおっしゃっていました。
私の拙い薔薇知識が少しでもお役に建てたと自分で想うだけで、定年後趣味の薔薇を仕事にして良かったなと想います。
振り返ると安曇野でしょうか、大型のウイーピングスタンダードが眼に入ってきます。
ガーデンの左端は独立した山野のガーデンで、小道が続き山にいるような錯覚を覚えます。事実足元には高山植物のハクサンイチゲの群落があります。
ガーデンの真ん中に大きなパーゴラがあります。ご主人のDIYの傑作です。薔薇シーズンの最後を飾るドロシー・パーキンスが蕾を膨らませて待機しています。
煙突付きのストーブが実にゆったりとした時間を超越した雰囲気を盛り上げています。ストーブがこの庭のコンセプトの一部を語っているようです。
ご夫妻がDIYで作り上げた2×4材を骨格のモルタル仕上げの小屋です。この小屋は御主人のDIYの新境地のようです。
英国のコテージガーデン風のウッディフェンスも薔薇とぴったり調和しています。
今年新たにDIYで園芸用具の収納庫を作り始めています。この上からモルタルを塗るそうですが、造りがとても丁寧です。完成が楽しみです。
レッドキャスケードのウイーピングが咲き出しています。