薔薇のエッセイ5、23年学校の薔薇
10年前、学校が開校した際、校長から花を植えたいとの協力要請があり、それならとボランティアで薔薇を20本近く植えて栽培してきました。私が長期に入院し私の庭も含めて、もう薔薇の管理が出来なくなると不安を覚えました。ちょうど冬剪定を迎える時期だったので、我が家の薔薇の剪定を終えてから、学校の薔薇に取り掛かろうと、毎日午前中のみ時間を限定し、少しずつ作業を進めてきました。
立ったりしゃがんだりして行った2週間連続のガーデニング作業が、結果としてリハビリ病院の退院後の本格的なリハビリになったのです。
昨冬を想い出しながら行った冬剪定を経て、今年も見事に花は咲きました。
この巨大なアーチは学校の事務長の要請で私がデザインしました。
ピエール・ドゥ・ロンサールを2本、北風に当たって伸びが悪いので、昨年アルベルティ-ンも植えました。
風が当たるため想ったより咲き方が悪いため、足元にはモーツアルトを植え、風よけを行いました。結果見事なグレハムトーマスになりました。
学校の裏側の入り口には、長いアーチをデザインし、スパニッシュ・ビューテイを植えました。
片側はアイスバーグ・クライマーです。何回も咲いてくれます。
ローズアベニューとはいかないけれど、強靭なオールドローズの内四季咲き性の品種を選択して植えました。
薔薇を植える様に設計していなかったため、深さ70㎝を掘って貰い、有機質の土壌をつくり植えました。既に10年経ちますが皆元気です。
薔薇の手入れを一緒にやってくれる用務員の星さんです。
薔薇は手がかかる植物で、ガーデンセンターでの経験からそれを痛感していましたが、特にコガネムシとカミキリムシの2大害虫の対応のノウハウが、我が家の庭で身に着いたので、1本の食害だけで被害は生じなかったことが幸いでした。我が家の庭はこの間15本はやられました。
今までもさまざま活用していましたが、今年特に嬉しかったのは、母の日のイベントに活用してくれたことです。薔薇たちも注目されて喜んだことでしょう。