23年薔薇庭訪問記11,野田・小川さんの庭

小川さんの庭はいつ見ても華やかガーデンです。今年は薔薇の開花のバランスも良く、とても見ごたえがありました。
しかも、小川さんは今年手首を骨折して、回復も完全にではないにも関わらず、これだけ庭の手入れを行いオープンガーデンに備えたことに敬服します。

私も1昨年暮れから昨年初めにかけて長期入院し、待ったなしの薔薇の冬作業を、満足な動きが出来なかった手足を駆使して冬剪定や施肥を行いましたが、毎日2時間以内と時間を決め約1か月かけて作業を行いました。結果はそれが最大のリハビリ作業になったのです。
ガーデニング作業は想っていた以上に過度なリハビリ作業を私に強いました。山のクラブの10歳以上若い友人が、クライミング中墜落して身体に75本のボルトを埋め込み、1年以上にわたる壮絶なリハビリの結果、車イスも杖も要らず回復しましたが、私の入院中メールをくれて、リハビリスタッフの要求以上のリハビリを自ら行うアドバイスを貰いました。

薔薇が助けてくれたのか、薔薇を続けようとする意志が回復を早めたのか、分かりませんが、小川さんが骨折されたお話をお聴きしなかったら、小川さんの庭を見ても今までと何ら変わらず、これだけの数の薔薇をよく手入れしているなと感じただけだったと想います。

小川さんの庭のビューポイントはヤマボウシの樹を取り囲んだ大きなサークルです。

今年はサークルの内側も外側も薔薇が程よく咲いて美しい景観をつくっています。

以前は、ヤマボウシのサークルがビューポイントでしたが、近年パーゴラが新たに加わり、ガーデンが複雑化し、ビューポイントによる視点が数倍に増えたように感じます。

小川さんはたくさんの薔薇を鉢栽培しています。9年前初めて訪問した際は、たくさんの薔薇鉢の数が印象的でしたが、近年は他のビューポイントが増えたため、薔薇鉢の存在は目立たなくなりました。

ローズガーンの理想はサークルを設置することだと想っています。しかしサークルは庭の面積が必要なため中々作りにくいですが、昔あるお宅を訪問した時、それほど広くない庭でサークルを設置しており、せまくても小さなサークルの設置は効果的であることを学びました。

小川さんの庭のサークルは大型でしかも中心の主木が効果的です。サークルは次々と光景の視点が変えられることが最大の魅力です。

サークルにパーゴラの組み合わせが最も効果的に続きます。

サークルに設置したアーチも効果的です。

パーゴラには今やスタンダードとなったゲレハム・トーマスとアイスバーグ・クライマーが効果的に演出されています。この2種はどんなカラーの薔薇とでも調和する不思議な薔薇です。

近年小川さんの庭にはシュラブローズや草花やミニバラが増えてきました。

カーポートの背後にはいつも7,8mのピエール・ドゥ・ロンサールが迎えてくれます。今回は違ったアングルから撮って見ました。