23年薔薇友訪問記13,野田・松原さんの庭

今から5年前、ガーデニングクラブのオープンガーン前の内見会で、新たに会員になられた松原さんの庭を訪問しましたが、その時は未だ外構工事も完成しておらずせこい工事中で、植栽された薔薇はまだ小さく開花前でした。
松原さんは理想の家を目指し、時間をかけてさまざま調べて家とガーデンの設計に着手したそうです。
樹木だったらともかく薔薇の植栽は特に難しいのですが、年数が経過した長尺の完成品をそのまま植えるのでなく、松原さんは大苗の植栽から始めました。

初めてお訪問した時から5年目、松原さんの庭の光景を見た時、3年でなんとかみられるようになりますが、ここまで仕立てられるとは正直驚きました。
通常薔薇は伸びますが、代わりに裾が上ってきます。株元近くから枝の先端の方まで連続して花を咲かせるには、風通しなど技術以上のものが要求されます。以前良く質問を受けた時は、株元に花を咲かせようと努力するよりは、株元に同じような薔薇を植えなさいと答えていた記憶があります。

松原さんの研究熱心さには脱帽します。

ゲートは見事なアーチを描きました。

最初に見た時、2階までいつ届くかなと想っていましたが、5年目に届きました。上から引っ張る努力をされていたのでしょう。

建物の側面も良い感じに薔薇に覆われてきました。

建物、薔薇、フェンス、サロンのサイン、全て決まっています。

壁面仕立てだけでなくオベリスク仕立ても決まっています。

建物横の庭も外から見るより遥かに素晴らしいです。芽衣か群舞か2階まで伸びました。裾も上がっていません。驚きです。

コノアーチが特にオシャレで、松原さんの庭の最大のビューポイントになっているように想います。

外から見えませんが訪れる人しか分からないオシャレなビューポイントです。