冬の花の植え替えと晩秋の庭

2週間前の11月3日、前日に冬の草花と用土を購入し一挙に冬の花の植え替えを行いました。
初めてガーデニングを開始した時から、10月末から11月頭と、5月頭の年2回の草花のローテーションを30年間欠かさず行ってきました。
私がガーデニングを始めた頃、春からしか販売しなかったパンジーやビオラが、クリスタルなど冬越し可能な品種が10月末に発売され、冬でも屋外で草花を飾る習慣が出て来ました。従って基本的には冬中屋外でパンジーやビオラを飾りことが可能となり、それらが終わると初夏には夏の花に植え替える、年2回ローテ-ションが確立され、更には春にサフィニアなど下垂性の花が加わり、一年中屋外で草花を華やかに楽しむ行為が始まりました。

そんなガーデニングの歴史と共に歩んだ我が家の庭も、30回目の冬の花の植え替えを済ませました。
植え替え画像は、わざわざブログに掲載する内容ではなく、オープンガーデンの仲間の人たちが見たら一笑にされる内容ですが、私のブログは登山と旅とガーデニングの個人的な記録として楽しんでいるため、あえてブログに掲載しました。

秋はいろいろ園芸作業が集中します。冬の花の植え替えが済んだら、薔薇の剪定作業と施肥と害虫の越冬対策、これにプラスしてボランティアで学校に植えている薔薇の同じ作業が待っています。更に庭の冬作業と家庭菜園の冬作業も加わります。でも2年前の12月これらの作業を案じながら、ベッドの上で何もできず30日間入院していたことに比べれば、ガーデニング作業ができることだけでも幸せに感じています。

冬の花の植え替え

変り映えのしないアレンジです。真冬用の中心花は少なく、銀葉のエレモフィラは屋外で氷点下はNOと言われていますが我が家では枯れません。
家内はユーフォルビアは越冬したことが無いと言っていたので、年末にユーフォルビアと銅葉は植え替えします。
昔は気合を入れてお金をかけて寄せ植えを作りましたが、今は私も家内も往年の情熱はなくそこそこにしておけばという発想に変わりました。これも老化なのでしょう。

昨年はストックを中心にしましたが、真冬は見苦しくなります。意外に良かったのはチュリップやラナンキュラスの芽出し球根で凍ったまま咲き続けていました。

鉢に植えたイングリッシュラベンダーは数年で衰えますが、昔に比べて今は苗も安価のため新しく購入しました。

基本的に草花と菜園は家内の担当で、私は薔薇栽培と土壌づくりを担当しています。今年はフリルの付いたブランド苗のパンジーは止めて安価なビオラのみのローコストの植え替えです。

冬の花の選択は家内まかせです。ただラムズ・イヤーが鉢のあちこちの寄せ植えで残っているので、それを使用しました。草花の間には相当数チューリップの球根を埋め込みました。

植え替えは用土の交換が面倒です。用土は赤玉小粒とバーク堆肥をブレンドしますが、今年は培養土に赤玉をプラスしてスピードアップしました。半年ごとの植え替えでは、団粒も維持されているためアメリカンブルーを除いては用土の全取り換えは行いません。植え替えた植物と根はゴミ箱に、土はフルイにかけ半分は植え替えに使用し、残土は車に積んで畑の片隅に捨てます。
培養土はピートモス主体のため2割赤玉の小粒をブレンドすると見違えるように変わります。

植え替えは1人で行うと時間がかかりますが、家内と2人で行うとそれほど時間はかかりません。いずれにしても天気の良いのんびりとした日に半日レベルで、植え替え作業を行います。


小さな鉢の植え替えは、基本的には土譲の全取り換えを行います。

晩秋の庭

枯れたカラスウリは時々変えています。これらが枯れてきたら今年は最後のカラスウリになるでしょう。柿の色といい、カラスウリのオレンジの色は晩秋を彩る季節のカラーの象徴です。

大好きな野紺菊です。アスターに比べるとうるさくはなく、野菊に比べると茎がしっかりしていますが、花期が短いのが残念です。でもだらだら咲かないことも美学です。

畑のコスモスとジニアはとっくに枯れてしまいました、我が家のコスモスとウドンコ病を背負った大輪のジニアは最後の力を振り絞って咲いていて、とても健気です。

アメジストセージは今が本番です。

カラミンサは半日陰の方が元気なようです。

初夏になると家内は毎年インパチェンスの苗を購入し、庭のアチコチに植えます。インパは直射日光を嫌うため、日陰でも大株になり広がって咲き続けます。

インパは薔薇の根元に広がると根元が点検できなくなるため、直ぐ抜きますがそれ以外は放任しています。来年もこぼれ種子で咲きますが、薔薇の植え替えなど行うとどこかに行ってしまいます。

またインパは雑草に負けないので、かなり防いでくれます。

セントセシリアとディンテイ・ベスです。

今年は9月、10月と夏日が続いたため、薔薇の開花はこれからですが、かなり少ないようです。例年夏剪定は枝を掃うだけで、あまりやらなかったのですが、秋の温暖化が進行するとシュラブローズでも夏剪定はしっかりやらなければいけないのかなと思ってしまいます。葉もしっかりついていますが、例年に比べると木に勢いが足らないように感じます。

パレードとオールド・ブラッシュです。

プロスペリティとクレマチスです。

百目柿の干し柿が完成しました。以前の干し柿40個は家内と既に食べ終わり、今回の百目柿を食べ始めています。1個が大きので家内と半分にして食べていますが、とんでもないおいしさです。和菓子の甘さは好きですが、スイーツに興味を抱かない私でも、この干し柿は高級スイーツよりおいしいのではないかと想います。
食生活にはかなり気を付けているのに、ここ半月体重が増加していますが、どうも干し柿が関係しているのではないかと疑っています。

家内が春用にリナリアとカスミソウの種子撒きを行いました。毎年の行事です。

農協の売店に注文していたタマネギ苗が入荷し、さっそくマルチフィルムを使用して植え込みました。これで来年初夏には100個のタマネギが出来るでしょう。
タマネギは保存できるのでコストパフォーマンスに優れた野菜です。