元旦の初詣と初日

24年度が明けました。昨年は寝坊して初日しか見られませんでしたが、今年は満を持して夜明け前に氷川女体神社に初詣を行い、その足で初日を見るために早起きをしました。

氷川女体神社までは、結構時間がかかります。真冬の夜明け前は最も冷え、しかも前夜半から北風が強く吹いていました。でもこういう時には冬山装備が威力を発揮します。冬山装備は高価ですが耐久性があるため、飽きなければ何年でも使用できるし、冬のウォーキングには殊の外威力を発揮します。遠征用の耳覆いが付いた防寒帽などは大げさで被るのも気が引けますが、真冬の明け方、下着を含めて上下3枚づつしか着用しませんが、普通に歩く速度でも全く寒さを感じないのはさすがです。

ここまで書いていて、突然スマホの地震警報が鳴り、階下に降りてTVの津波警報と避難の呼びかけを見始めました。初春そうそう震源地付近の能登地方に被害がないことを祈っています。


夜明け前なのに既に参拝の人たちが続々お参りしていました。

寒気が身を引き締めます。

武蔵国一宮の扁額が誇らしげに掲げられています。

参拝客があたるためと、お札の焚き上げのために盛大に焚火が焚かれています。

ボランティアの人たちはまだ来ないため、ダルマ販売の人が焚火を焚いているのです。

神棚の古いしめ縄の奉納も行っています。

夜明け前なのに熱心な参拝者が続々とお参りに来ています。

両親を思い出すと昔の年寄りは寒さに強かった印象がありました。しかし現代の年寄りは寒さや暑さに弱く、昔はこういうお詣りの場面では年寄りが圧倒的に多かった記憶がありますが、今ではほとんど見かけず若い世代の人たちばかりです。

参拝が終わって振り返ると次々と夜明けの初詣を行う人が神社の階段を登って行きます。初詣と初日をセットに行うことが氷川女体神社の風物詩になろうとしています。

夜が明けて空が明るくなってきました。6;20分ごろです。初日の名所見沼大橋には行かず、帰宅しながらどこかの橋の上で初日を迎えます。

見沼には芝川に何本も橋が架けられており、主要街道の見沼大橋、北宿大橋には多数の車や歩行者が詰めかけ、特に人気の見沼大橋の欄干に触れるのは日の出の30分前に行かないと不可能です。今回は普段車の通行のほとんどない橋を選びました。それでもすでに日の出を待っている人たちがいました。

30年前は北宿大橋での初日でもこの程度の人数でしたが、SNSの時代に入って急速に初日を迎える人たちがおおくなりました。

この画像は昨年の北宿大橋の初日風景です。

こちらは3年前の見沼大橋の初日の風景です。見沼大橋は初日を迎える人たちの規模が違います。

日の出時刻は6;51ですが、初日が地平線から登るまで時間がかかります。ようやく登ってきました。

初日を2羽の鳥が、上ってきたよーと先導しながら告げています。

ようやく初日が登りました。

振り返るとさいたま新都心も初日で赤く染まってきました。

太陽が昇るのは単なる自然現象ですが、それを見る私たちにも、厚い雲に遮られて見ることのできない被災地の人々にも等しく光を放つのです。