25薔薇友訪問記27、那須、本山さんの庭

本山さんは森田さんの薔薇庭の先輩です。5年前の20年に那須の森田さんの山荘を訪れた時は、本山さんのお宅は既にシュラブローズで覆われていました。
オープンガーデンで薔薇を取り入れる人にはさまざまな好みがあります。ハイブリットティなど大輪の木立性の薔薇のビビッドな色彩を好む人、淡いカラーのシュラブローズと草花と組み合わせて自然風な庭を好む人などいろいろです。それぞれ薔薇には一長一短があり、大まかに言って庭に対する美意識によって2つに分かれます。

初めて本山さんの庭を訪れた時、シュラブ系の自然な雰囲気の薔薇が基本の庭だなと感じました。そうでなかったら広大なフェンスを大輪のハイブリット・ティの枝変わりのクライマーで覆っていたはずです。
本山さんの奥様のガーデングは草花が好きで、やがて薔薇に広がったのだと容易に想像が着きました。以来毎年那須を訪れる度にそう感じています。
今年もオープンガーデンでたくさんの庭を訪れました、ほとんどのお宅は奥様が主体でご主人がお手伝いする形ですが、草花に対する細やかな感覚は女性に軍配が挙がります。

6月の第1週の週末に訪れましたが、ランブラーローズも満開をやや過ぎていました。那須でも標高の高い別荘地と標高の低い別荘地がありますが、森田さんや本山さん宅の標高は500mでそれほど高くなく、真冬でも凍結しません。むしろ薔薇にとっては首都圏より適しているような気がします。

那須の別荘地は、別荘として活用する人と完全に移住している人に分かれますが、近年は完全移住した人の割合が高まっています。本山さんのご主人は那須で事業を営んでおり
家族ぐるみ首都圏から移住しています。ガーデニングは、家を空けられないため移住者でないとできません。

花好きの本山さんの花を楽しむアイデアです。

ヒマラヤン・ムスクが満開を迎えています。

品種を聴くのを忘れました。

以前に比べるとフェンスの薔薇も大分茂ってきました。

庭に広大なウッドデッキを構築してから、庭はバーベキューや燻製づくりなど楽しむ場に代わってきました。これもフェンスが薔薇に覆われて来ているため落ち着くのでしょうか。

本山さんの庭のフォーカルポイントは広大なフェンス周りにあります。緑の葉と白花の美しいコンビネーションのサマースノーが美しく彩ります。

群舞系の小花の薔薇がのびやかにフェンスを覆っています。

小鳥の餌箱を設置しています。那須では小鳥の餌箱はガーデンアクセサリーでなく本物です。

すぐそばの森。那須ではガーデンの隣に美しい森や林がつきものなのです。