26オープンガーデン訪問記、北本、平井さんの庭

北本オープンガーデンの平井さんの庭です。平井さんの庭の訪問は昨年に次いで2回目です。
北本オープンガーデンのパンフによれば、平井さんの庭は「ハンギングとお花の庭」というタイトルで
観に来られた方々が、パワーを感じられるような、色とりどりの庭と紹介されています。
ハンギングバスケットの講師をやられている浪井さんの紹介で昨年初めて伺いましたが、今年の平井さんの庭にはものすごくインパクトを感じました。オープンガーデンのパンフで紹介されている通り、平井さんの庭に掲げられているハンギングや寄せ植えは、花の美しさを最大限に凝縮し、一つ一つの作品が重い質量を持った惑星になってトータルに平井さんの庭そのものが、花という美の小さな宇宙を構成しているようでした。
私は山の密教寺院が大好きです。密教寺院には真言系と天台系がありますが、特に空海の真言密教系の寺院に惹かれます。山中の長い階段を苦労して登り、登り切った森の中にお堂があり、そこは創建当時には煌びやかに輝く色彩に塗られ、お堂そのものが空と雲と山と森と大地と一体になり、お堂の中の仏像はあたかもそこに宇宙を凝縮した空間の中心となって迎えてくれるのです。空海の真言密教自体が宇宙と一体となる教えですが、山の密教寺院はそれを良く表現しています。平井さんの庭でなぜ密教寺院を思い出したかというと、私たちが仏像に接する際、寺院の本堂で観る場合と博物館や美術館の展示で見る場合の2通りがありますが、平井さんの庭の花を見た時、博物館や美術館での仏像を観る時のシュチエーションと同じだなと想ったからです。何が言いたいかというと博物館や美術館の展示は間が命だと想っているからです。
ガーデニングそのものの思想は、自分の理想とする自然の姿を、好みの植物を組み合わせて自分の庭に凝縮し自然の持つ美しさを、暮らしの中で楽しむ行為です。ガーデニングを始めた時英国人のエッセイの中に、庭の朝露の1滴の中に宇宙を観るという描写があり、以来ガーデニングというのは自分の庭に自分の好む宇宙を凝縮した空間をつくることだと認識しています。
平井さんの庭は、間の作り方がとても上手です。日本人は相撲や野球を好みますが、サッカーと違ってこれらは間の取り方が重要です。平井さんの庭はガーデニングにおける間の概念のありかたを教えてくれます。

ネコまで間に一役かっています。

場面が次々と変わります。

コーナーの展開がとても上手です。

容器(コンテナ)にもかなり気を使っています。

間の極致でしょう。

可愛い多肉植物です。

花台はDIYでの手作りでしょうか。

多彩なハンギングを展開しています。

質量十分なハンギングです。

花もそうだけど緑もかなり大事にしています。

私の好きな緑の中に花があるシーンです。

花より緑の美しさを追及しているように感じます。

