26年薔薇友訪問記、Sさんの庭
Sさんのお宅には5月3日訪問しましたが、訪問記が遅れて1か月後になってしまいました。
今年は開花が早いとのSさんからご連絡がありましたが、前々日は雨天になり気温が低くなったため薔薇の開花はやや遅れ、当時は曇りの天気だったため、美しい庭を余すことなく堪能することができました。

入り口のフェンスにはオールドローズのデュセス・ダングレームとデルバールのダム・ドュ・ジュノンサがほぼ満開で出迎えてくれます。
圧巻です。

玄関への圧巻のアプローチです。デルバールのペッシュ・ボンボンが可愛らしく出迎えてくれます。

左側のカーポートの壁面はSさん宅の見どころです。ピエールとラ・レーヌ・ヴィクトリアを追うように、入り口アーチのスベニ-ル・ドクトル・ジャメインが大きく展開しています。私は昔このドクトル・ジャメインを過小評価し人にもあまり薦めていませんでしたが、Sさんのお宅のこの薔薇を見て考えが変わりました。

Sさん宅は都市の郊外でなく、このように都市内の住宅地のど真ん中にあります。まさに奇跡の場所です。

薔薇だけでなく美しい宿根草のコンビネーションが見事です。

どのアングルでカメラを向けても、だらしない箇所は見つけられず完璧です。

クレマチスと薔薇は合うようで合わないものですが、この庭は見事にコラボされています。

Sさん宅の庭の圧巻は緑の下草です。薔薇庭は自然の美しい情景を限られた空間で再現する行為ですが、薔薇園のように圧倒的な薔薇の存在感で迫力を出しますが、反面
自然の美しさから程遠い空間を作ってしまいます。私が昔から一般的な薔薇園を訪れることが少ないのは、この点です。

美しい緑のアプローチが続きます。この短い距離でも想像力で無限の空間になります。まさに茶庭のアプローチの発想です。

英国人は我が国の下草のギボウシを持って行って、ホスタというイングリッシュガーデンで欠かせない下草を作り上げました。

バックヤードの敷居をなすガートルド・ジェキールです。今日のイングリッシュガーデンを作り上げた英国の女流画家の名にちなんで名づけられたイングリッシュローズの歴史的品種です。この敷居のフェンスによりかかってくつろいでいるような、ガートルド・ジェキールはなぜか象徴的です。

アプローチの裏側の風景を覗いてみました。緻密な風景を作るためには緻密な配置と仕立てが必要だと言う例のようです。

2階に上がるため、もう一度庭を眺めます。アングルによっては別な表情が見えます。

2階のベランダの薔薇たちです。どれ一つ弱っている薔薇はありません。

印象派の絵画のような窓の風景です。
